宮殿の厨房野菜セット【六月農園】

農園と農家民宿体験を通してもっと身近に
有機野菜で都会と地方を繋ぎたい

六月農園では、西川利道さんが少量・多品種の野菜を無農薬・化学肥料不使用で育てています。西川さんの出身地は兵庫県、その後東京でサラリーマン生活を経験し、東日本大震災をきっかけに「地域での生き方」を考えるように。父方の家系が三重県明和町にルーツがあったことから、縁があり2012年に家族で移住。「先祖の田畑を復活させたい」と農家を目指し、大学に入り直して農業を一から学びました。

過去に利用していた某宅配サービスで自宅に届く有機野菜の美味しさが忘れられなかったそう。一方で「有機野菜を日常の食事に取り入れる」ことの敷居の高さを課題に感じていました。そこで「日々の食事で有機野菜を楽しんでほしい」という強い想いのもと有機野菜農園の運営を決意。大学卒業後は有機栽培農家で１年間の修行を経て2014年、六月農園を開園しました。

「地方で育てる有機野菜をその地域の人にはもちろん、都心部で働く皆さんにも食べてほしいと思っています。」地域のスーパーマーケットや直売所、飲食店との取引だけでなく、今では六月農園の野菜を有機野菜宅配サービスに卸し、全国の消費者へ届けています。

さらに西川さんは、癒しの農家民宿* ”hanare 6tsuki”を運営しています。「景色を味わうところから野菜を口に入れるその瞬間までが農業です。」”hanare 6tsuki”は、宿泊利用をはじめ、農業や田舎暮らしに関心の高い20代～50代まで幅広い年代の方に利用されています。木の香りが心地よく、ナチュラルな空間が広がる一棟貸しの民宿で、窓からは田園が一望できます。暖炉の上にミントをのせふわりと広がる香りを楽しんだり、摘みたての野菜を仲間たちと調理して食べてみたり、サステナブルな暮らしを体験することができます。

有機野菜で都会と地方を繋ぐ、六月農園の野菜や”hanare 6tsuki”での宿泊*体験を通して、私たちは有機野菜をもっと身近に感じられそうです。